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高度資格評価委員会

高度資格評価委員会では各種資格試験の参考標準学習時間の算定や、資格・免許などの人材ポジションモデル、新設国家資格・公的資格の位置づけなどを評価しております。

評価一覧

各種専門資格の評価は自衛官、警察官における、専門職の階級制度にも利用されております。下表は、大学や専門学校など入学してから取得までの年月を客観的に評価した時間です。逐次データを追加します。また、医学部に関しては、平均的な学生が学部入学までに相当する学習時間を考慮しています。学習時間・業務経験の総量の評価目安となっています。

試験名称 想定難度 実難度 参考学習・業務年数 グラフ
弁護士(旧制度) 8 8 34年 ||||||||||||||||||||||||||||||||||
司法試験(旧制度) 7 7 30年 ||||||||||||||||||||||||||||||
公認システム監査人(CSA) 6 6 24年 ||||||||||||||||||||||||
システム監査人補 5 5 19年 ||||||||||||||||||
公認会計士 6 6 24年 ||||||||||||||||||||||||
会計士補 5 5 19年 |||||||||||||||||||
税理士 5 5 15年 |||||||||||||||
弁理士 5 5 16年 ||||||||||||||||
技術士(総合技術監理部門) 6 5 17年 |||||||||||||||||
技術士 5 4 12年 ||||||||||||
空間情報総括監理技術者 6 6 23年 ||||||||||||||||||||||
情報処理技術者 システムアナリスト 5 6 25年 |||||||||||||||||||||||||
情報処理技術者 システム監査技術者 5 6 23年 ||||||||||||||||||||||
情報処理技術者 プロジェクトマネージャ 5 5 21年 ||||||||||||||||||||
情報処理技術者 上級システムアドミニストレータ 5 5 20年 |||||||||||||||||||
情報処理技術者 アプリケーションエンジニア 5 5 19年 ||||||||||||||||||
情報処理技術者 テクニカルエンジニア(システム管理) 4 5 17年 ||||||||||||||||||
情報処理技術者 テクニカルエンジニア(ネットワーク) 4 4 14年 ||||||||||||||
情報処理技術者 テクニカルエンジニア(データベース) 4 4 14年 ||||||||||||||
情報処理技術者 情報セキュリティアドミニストレータ 3 4 11年 ||||||||||
情報処理技術者 ソフトウェア開発技術者 3 4 10年 ||||||||||
情報処理技術者 基本情報技術者 2 3 4年6ヶ月 |||||
情報処理技術者 初級システムアドミニストレータ 1 2 3年6ヶ月 ||||
専教振J検 情報検定一級 3 3 6年 ||||||
専教振J検 情報活用検定一級 1 1 10ヶ月 |
全商 ビジネス情報処理検定一級 1 1 1年6ヶ月 ||
全工 ディジタル技術検定一級 1 1 1年6ヶ月 ||
全経 情報処理能力検定一級 2 2 3年 |||
全経 IT活用能力検定一級 1 1 1年 ||
サーティファイ 情報処理技術者能力認定試験一級 2 2 3年6ヶ月 ||||
サーティファイ シスアド技術者能力認定試験一級 1 1 1年6ヶ月 ||
構造設計一級建築士 4 5 16年 |||||||||||||||
設備設計一級建築士 4 5 16年 |||||||||||||||
一級建築士 3 4 11年 ||||||||||
第一種電気主任技術者(試験) 3 5 21年 |||||||||||||||||||
一級総合無線通信士 3 5 20年 |||||||||||||||||||
一級陸上無線技術士 3 4 13年 |||||||||||
一級電気工事施工管理技士 3 4 9年 ||||||||
二級建築士 3 3 4年6ヶ月 |||||
第二種電気主任技術者(試験) 2 4 12年 |||||||||||
二級総合無線通信士 2 4 13年 ||||||||||||
二級陸上無線技術士 2 3 8年 ||||||||
二級電気工事施工管理技士 2 2 3年 |||
木造建築士 1 1 2年 ||
第三種電気主任技術者(試験) 2 2 6年 ||||||
第一種電気工事士(試験) 2 2 5年 |||||
第二種電気工事士(試験) 1 1 2年6ヶ月 |||
司法書士 5 6 22年 ||||||||||||||||||||||
行政書士 3 4 11年 |||||||||||
土地家屋調査士 3 4 9年 |||||||||
社会保険労務士 3 4 10年 ||||||||||
中小企業診断士 3 4 11年 |||||||||||
日本商工会議所 簿記検定一級 3 3 6年 ||||||
全国経理学校協会 簿記能力検定上級 2 2 4年 ||||
日本商工会議所 簿記検定二級 1 1 1年 |
日本商工会議所 販売士一級 3 2 4年6ヶ月 ||||
日本商工会議所 販売士二級 1 1 8ヶ月 |
ビジネス実務法務検定一級 3 3 5年6ヶ月 ||||||
ビジネス実務法務検定二級 2 1 1年6ヶ月 ||
フィナンシャルプランニング技能士一級 3 3 7年 |||||||
フィナンシャルプランニング技能士二級 1 1 2年 ||
不動産鑑定士 5 5 19年 |||||||||||||||||||
鑑定士補 4 5 16年 ||||||||||||||||
マンション管理士 5 4 11年 |||||||||||
マンション管理業務主任者 2 2 4年 ||||
宅地建物取引主任者 2 2 4年 ||||
測量士 2 3 5年 |||||
測量士補 1 1 2年 ||
土地改良換地士 3 4 10年 ||||||||||
気象予報士 3 4 10年 ||||||||||
エネルギー管理士 - - - -
環境計量士 2 3 5年 |||||
一般計量士 2 3 4年 ||||
外国語検定一級 2 3 6年 ||||||
外国語検定準一級 1 2 4年 ||||
外国語検定二級 1 1 2年 ||
電気通信主任技術者 3 4 8年 ||||||||
建築設備士 3 3 7年 |||||||
ネットワーク接続技術者 工事担任者総合種 3 3 8年 ||||||||
ネットワーク接続技術者 工事担任者DD一種 2 3 6年 ||||||
ネットワーク接続技術者 工事担任者AI一種 2 3 6年 ||||||
ネットワーク接続技術者 工事担任者DD二種 1 2 3年 |||
ネットワーク接続技術者 工事担任者AI二種 1 2 3年 |||
アクチュアリー 5 6 21年 |||||||||||||||||||||
証券アナリスト 2 3 6年 ||||||
医師 5 5 15年 |||||||||||||||
専門薬剤師 3 2 3年 |||
薬剤師 2 2 2年6ヶ月 |||
管理栄養士 3 2 3年 |||
栄養士 2 1 1年 ||
歯科医師 2 2 2年6ヶ月 |||
歯科技工士 1 1 1年 |
救急救命士 2 1 1年 |
看護師 2 1 2年 ||
准看護師 1 1 1年 |
理学療法士 2 1 2年 ||
作業療法士 2 1 2年 ||
臨床検査技師 2 1 2年 ||
上級医療情報技師 3 4 9年 |||||||||
初級医療情報技師 2 2 3年 |||
社会福祉士 3 2 3年6ヶ月 |||
精神衛生福祉士 2 1 1年 |
介護福祉士 2 1 1年 |
福祉住環境コーディネーター一級 3 4 10年 |||||||||
福祉住環境コーディネーター二級 1 1 1年6ヶ月 ||
福祉情報技術コーディネーター一級 3 4 9年 ||||||||
福祉情報技術コーディネーター二級 1 1 1年6ヶ月 ||
ファシリティマネージャ 1 1 2年 ||
シビルコンサルティングマネージャ - - - -
米国公認会計士 - - - -
米国公認管理会計士 - - - -
公認内部監査人 - - - -
公認情報システム監査人 - - - -
情報セキュリティマネージャ - - - -
情報システムコンサルタント - - - -
シスコ技術者認定資格 (CCNA) 1 1 4ヶ月 |
シスコ技術者認定資格 (CCNP) 3 2 3年 |||
シスコ技術者認定資格 (CCIE) 5 4 10年 ||||||||||

自衛官では、衛生職種が非常に優遇されている。これは、軍時代から軍医階級の名残であり、衛生兵はあらゆる国でも、2階級昇格など優遇処置にあるからである。この経緯は、近代では、衛生技能を持つ人材が非常に乏しかったことが挙げられるのみならず、現在の自衛官の採用試験においても医師、歯科医師、薬剤師、管理栄養士などの衛生資格取得者のうちさらに経験や知識において厳正に審査されないと中々採用されないと言う現実があるからである。また非常に需要が高いからと言う理由もある。しかしながら、難易度に係わらず極端な待遇を行うのは、問題であることは否めない。建設業関連の資格においては、一級建築士の評価が2006年以前と2010年前後で異なっている。その年代において需要が異なるからである。情報処理技術者の評価の問題は、(ネットワーク・データベースなど)テクニカルエンジニアとソフトウェア開発技術者の階級が難易度によらず同一であることである。また、試験の区分が数多いため、複数同じ階級の資格に合格したとしてもたいした評価がなされないところにある。多くの区分を少ない階級制度に無理やり押し込めた弊害とみてよい。他の省庁・官庁では比較的、難易度と公平な階級評価を行っている。情報処理技術者に関しては、警察では、情報セキュリティアドミニストレータ以外の、高度情報処理技術者では、難易度や旧制度ITSSレベルに係わらず全て4級職からという階級制度となっていることが問題である。技術士に関しては、その業界における最高位の資格として位置しているが、特に情報処理においては例外として高度区分の方が階層構造上の難易度が高い試験がいくつかある。空間情報総括監理技術者の受験資格として、技術士に該当する資格や技能を要求されるが、旧制度の第一種情報処理技術者が一例に挙げられるほどである。技術士における一次、二次ストレートの合格率が情報一種、二種のストレート合格率と類似するからである。情報処理以外の資格では、電気主任技術者など免許認定さえ受けてしまえば、その資格を有することになるものもある。合格者と免許認定者では、知識のレベルが異なるにもかかわらず、公務員の階級評価が同等なのは問題である。

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